笠原逮捕に見る野球賭博の闇
賭博問題で世間を大変賑わせた巨人軍だが、とうとう逮捕まで来た。
え?うそ?たかが賭博で?と思う人もいるかもしれないが、本来賭博は重罪なのである。
賭博罪は、単純賭博罪と常習賭博罪に分かれる。
単純賭博罪の場合は最大でも罰金50万。
罰金刑のみだが、常習賭博罪になると懲役刑が課せられることもあるほどの罪。
これはひとえに公序良俗や、悪事の資金源となるのを防ぐためである。
簡単に言いすぎて語弊もあるけど、賭博して遊んだお金で密輸入された拳銃であなたのお父さんが殺されるかもしれないから、やめましょう。ってこと。
今回の何が闇かって言ったら、こういう重い罪だったのに今になってようやく逮捕に至ったってことなのね。
しかも、問題を起こしたプロ野球は正常通り開幕している。
先日同様に賭博に関わっていたことが明らかになったバトミントンの選手はオリンピックの代表から外されるのに、賭博に関わった多くの選手は罪に問われていない。
笠原が災難だった、不運だったんじゃなくて、罪に問われない他の人たちがおかしい。
ドラマの中の話だけだと思うかもしれないけど、権力とお金のあるところには罪をうやむやにする力がある。
仮に法律が完璧だったとしても、それを扱う人間が感情で動く生き物である以上、絶対は存在しない。
賭博に関わっていけないというのは、結果的に自分の身を守ることにも繋がる。
お願いだから、こういうことに関わらない人生を歩んでください。と老婆心ながら思う管理人なのであった。