【北海道行方不明男子】捜索5日目にして無事発見。捜査の遅れは両親の「嘘」のため? なぜ男子は無事だったのか。
見つかって本当によかったけれど、どうして捜索に5日もかかったのか?
そして、なぜ男子は無事に発見されたのか?
1. 捜査が遅れた理由
初動捜査に時間がかかったのは、両親の「嘘」から始まった。
両親ははじめ、「山菜採り」にやってきて男子とはぐれた。と証言している。
後に証言を訂正。しつけの一環として山に置き去りにした、とした。
これによって初動捜査に遅れが生じ、加えて現場に雨が降ったことにより警察犬の臭いによる追跡も難しくなった。
置き去りにしても一度ではなく、走って車に追いついた男子を再び車に乗せ、もう一度遠いところへ置き去りにしたようだ。
両親のついた「嘘」はこれだけではない。
いなくなった当時の服装についても、当初は紺色のジャージを履いていたと証言していたが、その後、Tシャツにジーンズと訂正。
靴についても、最初はサンダルと言っていたが、赤い運動靴に変更された。
両親はこれに対して、「本当のことを言うと虐待と疑われると思った」と述べている。
7歳の子供に対してすることとして考えれば、疑いも何も虐待そのもののような気もするが…。
インターネット上では様々な憶測が飛び交い、男子は既に亡くなっているのではとの声がも多かった。
こうして無事に見つかったことは非常に喜ばしいことだ。
2. なぜ男子は無事に発見されたのか?
5日目にして無事に発見することができたのは、自衛隊が投入され大規模な捜索活動が行われたからだ。
当初は「山菜採りではぐれた」という情報をもとに捜査を行っていたため、捜査規模が小さかった。
両親の証言の訂正に従って、自衛隊に捜索を要請。
無事に許可が降り、捜査が開始されたのが先日1日だった、というわけだ。
男子は渡島管内鹿部町本別、陸上自衛隊駒ケ岳演習場内の小屋で発見された。
男子自身の証言によれば、彼は土曜の夜に歩いて小屋にたどり着いたそうだ。
土曜の夜、ということは行方不明になってすぐに小屋にたどり着いて、そこでずっと待機していたということになる。
自衛隊の小屋は本来鍵で施錠されているはずであったが、扉のうち一つの鍵が開いていた。
男子は建物で雨露をしのぎ、マットレスにくるまっていたようだ。
食べ物こそ持っていなかったものの、施設内には水道があり、水分を補給することは可能だった。
小学生のサバイバル能力は凄い。
それにしても、演習場内の小屋は普段全然使われていないんだろうか?